聖女ジャンヌと娼婦ジャンヌ

聖女ジャンヌと娼婦ジャンヌ (新潮文庫)

聖女ジャンヌと娼婦ジャンヌ (新潮文庫)

中世の闇が色濃い15世紀、国土の半分をイングランドに奪われ荒廃を極めるフランスに、二人のジャンヌがいた。一方は神の声を聞き、ひたすら国を救おうとする敬虔な聖処女、他方は自分だけを信じて激動の時代を乗り切ろうとする娼婦…二人の間に生れた奇妙な信頼関係、気弱な王太子の周囲に渦巻く権謀術数、果たして神の加護はどちらの上に。

それにしても藤本ひとみが書く主人公(特に女性)はいつも気丈というか前向きというかそんな感じ。

ジャンヌはジャンヌでいいんですけどマリナシリーズはどうなってるのー!!! シャルルが頭撃たれて何年たってるんだか。でもシャルルシリーズはちゃんと存在するという。