聖女ジャンヌと娼婦ジャンヌ
- 作者: 藤本ひとみ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
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中世の闇が色濃い15世紀、国土の半分をイングランドに奪われ荒廃を極めるフランスに、二人のジャンヌがいた。一方は神の声を聞き、ひたすら国を救おうとする敬虔な聖処女、他方は自分だけを信じて激動の時代を乗り切ろうとする娼婦…二人の間に生れた奇妙な信頼関係、気弱な王太子の周囲に渦巻く権謀術数、果たして神の加護はどちらの上に。
それにしても藤本ひとみが書く主人公(特に女性)はいつも気丈というか前向きというかそんな感じ。
ジャンヌはジャンヌでいいんですけどマリナシリーズはどうなってるのー!!! シャルルが頭撃たれて何年たってるんだか。でもシャルルシリーズはちゃんと存在するという。